アルバイト運用

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アルバイト運用とは、主に鉄道の運用において自社の車両が他社線内完結運用のみで使われる運用を示す鉄道ファンの用語の一つである。

概要[編集]

主に相互直通運転を行っている鉄道車両の運用では、自社線内だけではなく他社線内へ乗り入れるケースが非常に多くなっており、自社の車両が他社の線内完結で使用されるケースが珍しくなくなっている。このような運用は自社の車両が他社で出稼ぎしているように見えることから「アルバイト運用」と呼ばれるようになった。そのため、自社線と他社線で直通する運用や自社線内で運用が終了するのはアルバイト運用とは言わない。

例を挙げると、伊豆急行の8000系が朝や夕方にJRの伊東線内で完結する運用、都営浅草線の西馬込を発着する京急車の運用などはアルバイト運用である。

このような運用は車両使用料相殺や、直通先の車両が不足している時に良くみられる。

ただし自社線完結であっても、普段は運用していない路線で完結運用をこなすものは、アルバイト運用と呼ばれることもある。こちらは路線を広く持つJRで多く見られる。本来都市近辺で運用している電車が夕方に郊外のローカル線へ直通する運用を行った後、その後ローカル線で完結する運用をこなすことも自社線内完結ではあるが、アルバイト運用と呼ばれる。

こちらの例はJR東日本の千葉地区で多く見られる。例えばE233系5000番台が外房線内で完結する運用でもアルバイト運用と呼ばれる。

一例[編集]

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北海道[編集]

車両を所有している会社 形式 運用先の会社 運用先の路線名 備考
JR北海道 キハ150 JR北海道 函館本線 本来苗穂車で運用される区間の岩見沢~滝川間を苫小牧車の車両が1往復する運用。2024年に廃止。

東日本[編集]

車両を所有している会社 形式 運用先の会社 運用先の路線名 備考
伊豆急行 8000系 JR東日本 伊東線 朝と夕方時間帯に伊東~熱海間を往復する運用
JR東日本 E231系・E233系 JR東海 東海道線 夕方に付属編成が熱海~沼津を往復する運用
京浜急行 1000形など 都営地下鉄 都営浅草線 西馬込発着運用
JR東日本 E233系 小田急・東京メトロ 多摩線・千代田線 小田急・代々木上原~綾瀬までの完結運用
都営地下鉄 10-300形 京王 本線 京王線~新宿までの完結運用
JR東日本 E233系 相鉄 本線 ダイヤ乱れ時など稀に横浜~海老名完結で運用
JR東日本 E233系 JR東日本 内房線・外房線・東金線 早朝・夜間に木更津・上総一ノ宮~千葉、東金線で完結する運用
JR東日本 E235系 JR東日本 鹿島線 夜間に佐原~鹿島神宮で完結する運用

東海[編集]

西日本[編集]

九州[編集]