アメリカン航空11便テロ事件
アメリカン航空11便テロ事件 (American Airlines Flight 11) とは、2001年9月11日に起きたアメリカ同時多発テロ事件においてハイジャックされた、アメリカン航空11便の航空機自爆テロ事件のことである。アルカーイダの5人のハイジャッカーによってワールドトレードセンターの北塔(第1ビル)に突入、爆発炎上した。
事件の概要[編集]
2001年9月11日。アメリカン航空11便が、ボストン・ローガン国際空港を、予定時刻から14分遅れの午前7時59分に乗客81人乗員11人を乗せ離陸した。離陸から14分後に管制官が11便に対し「アメリカン航空11便、高度を29,000フィートから31,000フィートまで上昇してください」という指示を送ったが応答がなかった。そのため、離陸後14分以内にハイジャックされたと考えられた。操縦室へ侵入したハイジャッカーは機長と副操縦士を隠し持っていたカッターナイフで刺殺し、ATCトランスポンダの電源を切った上で機体を自ら操縦し、ニューヨークに向かった。なお、凶器を持ち込んだ方法や操縦室へ侵入した方法については現在も不明である。
午前8時23分。客室乗務員の1人がアメリカン航空予約席係に「客室乗務員です。たったいま飛行機がハイジャックされました」と電話をしたが、予約席係担当人はいたずら電話と思った。そこで「あなたのID番号を教えてください」と尋ねたところ、返答されたID番号が一致したため信じてもらえた。もう1人の客室乗務員もフライトサービスマネージャーに電話をし、ハイジャックされたと伝えた。彼女らは、極限状態の中で犯人の座席番号などの貴重な情報を地上に伝えた。その頃ハイジャッカーのリーダー、モハメド・アタが「我々は、ハイジャックした。静かにしていればお前たちは大丈夫だ。今から空港に引き返す。誰も動くな、何も問題ない。動けばお前たちの命も飛行機も危険にさらすことになる。大人しく座ってろ!」と乗客に機内放送でアナウンスを行った。しかし、これはスイッチを間違えており、機内ではなく、航空管制官へ送られていた。このとき、管制官は初めてハイジャックに気付くこととなった。
ニューヨーク上空に来たところ、機体の飛び方が異常になり急降下した。フライトサービスマネージャーから「外に何が見える?」と言う質問に客室乗務員の1人が「タワーが見える、ビルが見えるわ」と答えた。そして午前8時46分、アメリカン航空11便はワールドトレードセンター北塔(第1ビル、110階建て)の93~99階に突入した。その瞬間まで客室乗務員たちは、地上へ情報を伝えていた。時速約750km/hという高速で突入し、機体の全てがビルに飲み込まれ、爆発炎上した。
北塔は10時28分に火災と構造物の損壊により崩壊した。
11便の突入から17分後にユナイテッド航空175便が、ワールドトレードセンター南塔(第2ビル)に突入。34分後にはアメリカン航空77便がペンタゴンに突入。さらに77分後にはユナイテッド航空93便が墜落した。
突入の瞬間を捕らえた映像[編集]
このとき、ガス漏れの通報で現場近くに出動していた消防隊に同行取材を行っていたフランスのテレビクルー、ノーデ兄弟が、11便突入の瞬間をカメラに収めていた(これはこの事件唯一の映像である)。事件発生後、彼らは消防隊の救出活動を追い、その様子を収めたドキュメンタリー番組は、後日世界各国で放映された。
遠隔操作説[編集]
アメリカン航空11便は、遠隔操作により建物に突入したのではないかという説がある。その内容は、ハイジャックされた後11便に設置された機械で管制塔から遠隔操作しワールドトレードセンターに突入させたという内容である。 しかしこれは、アメリカがアメリカ同時多発テロ事件を自作自演した場合このようなことをしたのではないかという説(調査結果)である。 実際エジプト航空990便墜落事故は、副機長の自殺行為ではなくアメリカ同時多発テロ事件のための遠隔操作の実験によって墜落したのではないかという説がある。