アマゾンベビイ

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アマゾンベビイ』は石森正太郎(石ノ森章太郎)の漫画作品。

アマゾネス伝説を題材とした漫画作品である。

プレイコミック』(秋田書店)にて、1971年2月27日号から1972年7月22日号まで連載された。話数表記は「PART 〇」、全35話。

あらすじ[編集]

アマゾネスは不老不死だという言い伝えがある。この不老不死の秘密を解き明かすために人類学者・右朴念博士は探検隊を組織してアマゾンの奥地へと向かい、アマゾネスの1人を生捕りにすることに成功した。

しかし、そのアマゾネスは研究所を脱走し、婦人科専門カメラマンの大作に助けられ、ベビイと名付けられる。不老不死を狙う謎の組織による追跡やベビイの母を名乗る者との闘争が起こる。大作はベビイをアマゾンに帰すべく、先祖代々の自宅を売却し旅費を工面。アマゾンへ渡ったものの、病気に罹り、ベビイともども日本へ戻ることに。

大作は謎の組織からベビイを守るため、人目につきやすいようベビイを芸能界デビューさせる。打ち合わせを無視していきなり『レッツゴー!!ライダーキック』を歌いだすようなベビイの天然なキャラクターは大衆に受けて、一躍人気スターとなる。

しかし、ベビイの女性マネージャーが殺害されるに至って、大作とベビイは人間社会を離れ、山奥で暮らすようになる。そこにも追ってが来るに及んで、大作はベビイと2人で死ぬことを選ぶ。死ぬ前に「大人になりたい」と大作を契りを結ぶことを望むベビイに、大作が応えると、ベビイの皮膚が蛹のように硬化していった。

やがて、ベビイは羽化し、アマゾネスとして成熟する。それでも追手が現れ、ベビイは大作を連れ、異次元を通り、アマゾネスの社会へと移動する。今度はアマゾネスの社会で大作が何も知らない「ベビイ」になるのだった。

外部リンク[編集]

+アマゾンベビィ - 石森プロ