アッシ・パルマンティエ
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アッシ・パルマンティエ(フランス語: Hachis parmentier)は、フランスのジャガイモ料理の一種である。
概要[編集]
ジャガイモと挽き肉を一緒に焼いたフランス風の肉じゃがで、味付けにはバターや塩、胡椒、生クリームなどを使う。
基本的にはジャガイモは一旦茹でて潰したものを使うが、マッシュポテトを使う場合もある。
出来上がったものは、肉じゃがよりもグラタンに近い見た目である。
肉は必ずしも挽き肉である必要はない。細かく切った肉や、残った肉料理などを使うことも可能である。
アッシ・パルマンティエはフランス料理であり、日本料理に使う黒色の液体調味料を使うのは不適切である。その液体調味料とは何かお察しください。
その他[編集]
ジャガイモは食べる部分が地中にできることなどからヨーロッパでは嫌われていた。食べると病気になるという噂もあり、殆ど栽培されず、栽培されても家畜の餌にされていた。
アントワーヌ=オーギュスタン・パルマンティエが、プロイセンの捕虜になっていたときにジャガイモを食べさせられていた経験から、ジャガイモを食べても問題ないと考えた。
更に南米の高地が原産であるため冷害に極めて強く、麦が育たないときでも収穫できることに着目し、ジャガイモ栽培を増やせば国民を飢饉から救うことができると考えた。
国王の支援を受けてジャガイモの栽培と食用をフランスに普及させ、フランス国民を飢餓から救った。彼の功績を称え、この料理はアッシ・パルマンティエと呼ばれるようになった。