アスミカケル
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概要[編集]
『週刊少年ジャンプ』(集英社)にて、2023年29号(2023年6月19日発売)[1]から、2024年11号(2024年2月12日発売)[2]まで連載された。全32話、話数表記は「Round〇」、最終話は「FinalRound」。単行本は全4巻。単行本最終4巻には描き下ろし番外編「未来へ」が収録されている。
総合格闘技を題材とした漫画である[2]。『週刊少年ジャンプ』では格闘技漫画は人気が出にくい傾向があり、本作も例外にはならず短期での連載終了となった[2]。
本作では総合格闘技ならではの、打撃、投げ、極めが入り乱れ、選手たちの読み合い、選手たちが背負ったさまざまなバックボーンなども描かれる深みのある内容となっており、さらには少年マンガらしいファンタジー的な飛躍も要所に織り込まれていた[2]。掲載順は安定していなかったが、熱狂的なファンが付き、連載終了を惜しむ声が数多く上がった[2]。
登場人物[編集]
「声」はボイスコミックでの担当声優。
- 明日見 二兎(あすみ にと)
- 声 - 堀江瞬[3]
- 祖父の介護(と言う名の総合格闘術の練習)で培った寝技が得意。
- 大牙 奈央(おおきば なお)
- 声 - 市ノ瀬加那[3]
- 女子プロ格闘家を目指す眼鏡少女。二兎の先輩。
- 明日見 一狼(あすみ かずろう)
- 二兎の兄。20歳。日本トップの格闘家「KAZ-LOW(カズロウ)」として知名度も人気も高い。
- 父・和虎、祖父・獏に格闘技を習うが、獏が認知症を患ってからは、相手にしていても強くなれないと出奔。家には戻ってきていないが、ファイトマネーの仕送りはしている模様。
- 二兎にMMA選手の才能があると気づき、兄弟MMA選手として売り出そうと画策する。
- 明日見流総合格闘術の強さを広めたいと考えている。かつて、國崎千比呂に喧嘩でボコボコにされ、MMAを勧められた。
- 渕田 優勇也(ふちた ゆうや)
- 二兎の友人。中学時代はバスケットボールをしていたが格闘技好きで、プロMMAを目指すようになる。二兎にもMMAを勧めた。
- 明日見 獏(あすみ ばく)
- 二兎の祖父。明日見流総合格闘術の開祖。78歳。息子(二兎らの父)の和虎が事故死してから認知症を患い、二兎のことを一狼と呼ぶ。
- 明日見 豊子(あすみ とよこ)
- 二兎、一狼の母親。49歳。看護師長をしている。
- 明日見 怜(あすみ りん)
- 声 - 北﨑ひとみ[4]
- 二兎、一狼の姉。23歳。働きづめの豊子に代わり、明日見の家事を支える。
- 明日見 三羽(あすみ みう)
- 声 - 木南向葵[5]
- 13歳。二兎、一狼の妹。ダイエット名目、および二兎の手助けのために獏の相手に付き合う。
- 明日見 四竜(あすみ しりゅう)
- 9歳。二兎、一狼、三羽の弟。サッカーのフィジカル強化に役立つと獏の相手に付き合う。
- 大牙 義時(おおきば よしとき)
- 奈央の父親。「ヨシズMMA」代表。ブラジリアン柔術黒帯持ち。MMA選手としては引退している。
- FUKIDAMARI(フキダマリ)
- 地下格闘団体。一狼によって、二兎がトーナメントに出場することになる。
- 天垣 太賀(あまがき たいが)
- 児童養護施設出身。自分と同じような境遇の子供たちに夢を与えるためにプロ格闘家を目指す。
- FUKIDAMARIトーナメント決勝で二兎と対戦する。
- 桜 金之丞(さくら きんのじょう)
- 不良。格闘技の経験はなく、喧嘩の経験を元に戦う。喧嘩戦法に二兎は苦戦することになる。
- OKOME(オコメ)
- 日本女子最強MMA選手。本名・國崎オコメ。最強MMA選手とも言われる國崎千比呂[6]の娘。
- 花ヶ崎 亜弥子(はながさき あやこ)
- 元女子フェンシング日本代表選手(日本最年少選手)。女子エペ中学3連覇を成し遂げた後にMMAに転向し、OKOME打倒を掲げる。
- ブルース・リーに憧れ、截拳道、MMAの道へ。自宅にMMA用の金網リングまで用意するほど。二つ名は「刺突令嬢」。プロデビューした奈央と対戦する。
- 恩田 尊徳(おんだ たかのり)
- 代々・花ヶ崎家の執事を務める家系で、亜弥子の執事。幼いころから截拳道を学んでおり、その関係で亜弥子にブルース・リーのビデオを見せてしまったのが、亜弥子がMMAに転向した要因となっている。
- 尊徳自身もMMAフェザー級新人トーナメントで優勝している。
- 黒沼 祥太郎(くろぬま しょうたろう)
- 獏が通うデイサービスで働くプロMMA選手。二兎のプロデビュー戦の相手となる。
脚注[編集]
- ↑ “「火ノ丸相撲」の川田がジャンプで描く、少年と総合格闘技の物語「アスミカケル」”. コミックナタリー (2023年6月19日). 2025年10月11日確認。
- ↑ a b c d e キットゥン希美 (2024年2月21日). “本格格闘技マンガ『アスミカケル』が連載終了……なぜ「ジャンプで格闘技は鬼門」と言われるのか?”. Real Sound. 2025年10月11日確認。
- ↑ a b “堀江瞬さん・市ノ瀬加那さん出演! 『アスミカケル』1~3話のボイスコミックをジャンプチャンネルにて公開!” (プレスリリース), 小学館集英社プロダクション(ShoPro), (2023年8月27日) 2025年10月11日閲覧。
- ↑ “出演情報~ボイスコミック『アスミカケル』”. LEOPARD STEEL (2023年9月2日). 2025年10月11日確認。
- ↑ “ボイスコミック『アスミカケル』出演”. アンドピクセル (2023年8月30日). 2025年10月11日確認。
- ↑ 川田の前連載作『火ノ丸相撲』の登場人物。
外部リンク[編集]
- 『アスミカケル』川田 - 少年ジャンプ公式