よみもの:オーバードーズは悪いことと一概に言えるのか
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市販薬や処方薬を大量に摂取するオーバドーズ、略して「OD」ともいわれる行為。現在これはしてはならない行為としてしている者は社会的に非難される傾向にあるが、果たしてその流れは本当に正しいのでしょうか。 このよみものは、オーバドーズをしている人の実際の声をもとに製作しています。
そもそもオーバードーズとは[編集]
オーバードーズ(過量服薬・OD)とは、処方薬や市販薬(風邪薬や咳止めなど)を、定められた用法・用量を超えて一度に大量摂取することです。例えば、咳止め薬の「ブロン」には、ジヒドロコデインリン酸という、脳の咳を出させる部位をマヒさせるような成分が含まれていたりします。こういった成分を大量に摂取することで、一時的にふわふわする感覚や、幻覚などを発現させることができます。こういった行為は、多くは精神的に何か問題を抱えている人が行っていることが多いです。筆者の周りにも、そうした行為を行っている方がいらっしゃいます。
そもそもなぜオーバドーズをするのか[編集]
こういった行為は薬物乱用と言われ、その目的と言えばよく覚醒剤やその他麻薬を乱用している人が言っている「快感を得るため」「効果を楽しむため」と思われがちですが、市販薬のオーバードーズは、たいていの場合少し性質が違っています。その人の精神的な問題などからくるつらい気持ちを紛らわせる、自己対処としてオーバドーズという手段が選ばれている事がおおいのです。 その人たちに話を聞くと、本当はやめたい、でも定期的につらくて耐えられない時があり、そんな時にオーバドーズをしてしまうといいます。
私の説[編集]
では、そうした人たちに「オーバドーズはいけないことだ」と、𠮟りつけたりすることで問題は解決するでしょうか。確かに、オーバドーズをすることのデメリットはたくさんありますから、それをしないに越したことはありません。しかし、大半の場合、当事者の方もそれは十分理解しています。現実問題として、オーバドーズをその人が辞めようとしたところで、その人の精神的な問題、環境が変わることはありません。例えば、家庭環境の悪さから精神疾患を発症し、それによる辛さからオーバドーズをしている人が、オーバードーズをピタリとやめたところで、精神疾患が一気に改善し、家庭環境も改善するでしょうか。 むしろ、オーバードーズという、その人が避難経路にしていたものを取り上げることで、状況は悪くなると考えられます。場合によっては、さらによくない行為に走ってしまうことも考えられるでしょう。オーバードーズのもととなっているものを取り除いたり、なにかよりよい手段を提案してあげることのほうが優先ではないでしょうか。それまでは、オーバードーズをすることを、否定してはならないと思料します。それよりも、そのひとのつらい気持ちに耳を傾け、心から寄り添う。そのうえで、オーバードーズをやめたい気持ちにも耳を傾け、じゃあしんどい時には、こうしてみよっか、ああしてみよっか。と様々持ちかけながら、その人がどうしたらつらい気持ちを紛らわせられるか。そしてその中にやむを得ずオーバードーズがあっても構わないと思います。オーバードーズをやめることを急がず、その中でも事態がよりよくなるようにその人に寄り添っていく。実際にそれができる人は限られているかもしれません。その人との信頼関係の構築や、寄り添う側の時間的余裕なども考慮しなければならないでしょう。しかし、問題はそこではなく、世の中の意識、考え方を変える、むやみやたらに否定しない。そのことが肝心なのではないでしょうか。