やんばる学びの森
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やんばる学びの森(やんばるまなびのもり)は、沖縄県国頭郡国頭村安波に位置する、自然体験型の宿泊・教育施設である。やんばる国立公園内にあり、世界自然遺産にも登録された豊かな森の中で、環境教育、エコツーリズム、アウトドア活動を通じて「自然との共生」を学ぶことを目的としている。
概要[編集]
やんばる学びの森は、「遊びのゾーン」と「学びのゾーン」に分かれており、子どもから大人まで幅広い年齢層が自然と触れ合いながら学べる施設である。施設内には宿泊棟、セミナーホール、フィールドセンター、自然散策路、オートキャンプ場、アスレチック広場などが整備されており、個人利用から団体研修、学校行事まで多様なニーズに対応している。
主な施設と設備[編集]
宿泊棟[編集]
ツインベッドルームやファミリータイプの部屋を完備。最大収容人数82名。テレビなどの音響機器は設置されておらず、静かな環境で自然を満喫できる。
セミナーホール[編集]
最大50名収容可能。スクリーン、プロジェクター、マイク、机・椅子などの設備が無料で利用可能。
オートキャンプ場[編集]
車両横付け可能なサイト。トイレ・シャワー棟完備。キャンプ用品のレンタルもあり。
自然散策路[編集]
「ヤマシシコース」「ヨンナーコース」などがあり、車椅子対応のルートも整備されている。
アスレチック広場[編集]
子ども向けの遊具や自然体験エリアがあり、家族連れに人気。
展示ルーム[編集]
やんばるの生態系や動植物について学べる展示があり、教育目的に活用されている。
体験プログラム[編集]
- ジャングルカヤックと川遊び(5月〜10月):大人6,500円、子ども6,000円
- ウインターカヤック(11月〜4月):大人5,000円、子ども4,500円
- ナイトハイク:宿泊者向けと一般向けで料金が異なる。満点の星空と夜行性動物の観察が魅力
- ガイドウォーク:やんばるの森を専門ガイドと共に歩き、植物や動物の生態を学ぶ
コンセプトと理念[編集]
施設のコンセプトは「自然と一体になる体験」。都会の喧騒を離れ、森のざわめきや風の音、満天の星空の下で過ごすことで、五感を通じて自然の豊かさを感じることができる。エコツーリズムを重視し、環境に配慮した運営を行っている。また、教育的側面も強く、環境問題への気づきや探求心を育むことを目的としており、学校の宿泊学習や企業の研修にも活用されている。