まっしろ (Wiki)
まっしろは、日本の個人開発Wiki。もしくは、そのwikiから発達したコミュニティを指す用語である。主に中高生によって運営されていた。2023年にサービス開始。
2024年1月ごろからプログラミング学習サービスScratchをSNSとして活用し利用者を増やしたが、2024年2月末に規制ソフトi-Filterの規制対象になったことで利用者が激減し、現在では閉鎖されている。
概要[編集]
まっしろは、2023年8月25日に中高生によって設立されたプライベートWikiである。最大の特徴は、承認されたユーザーのみが閲覧・編集できる完全プライベートなWikiであることだった。主に小学校高学年生から高校生によって構成されていた。
まっしろは、2024年2月下旬ごろ利用者が最も増加し、"中高生のWikipedia"と言われていた。
ユーザーはアカウントを作成した後、管理者による承認を受けることで初めて利用が可能となる仕組みが採用されていた。この厳格な承認制により、外部からの不要な介入を防ぎ、安全なコミュニティの維持が図られていた。
また、まっしろには、利用者同士がリアルタイムで会話できるチャット形式の掲示板が設置されており、活発な交流が行われていた。さらに、GIGAスクール構想によって導入されたインターネットのフィルタリング規制を回避するためのプロキシの配布なども行われ、一部の利用者にとって有用なツールとなっていた。
設立の背景[編集]
当時、規制対策用のテストウィキとして設立された。それからしばらくは、テスト用プライベートウィキとしてスクリプトの試験をしたり、記事を置いておく場所として使用されていた。
その後、まっしろに友達を呼び込み、そして2024年1月末ごろにScratch等のサイトで公開した。
衰退[編集]
設立当初から順調に成長していた「まっしろ」だったが、大半のユーザーが学校の端末を利用してアクセスしていたため、規制ソフトi-Filterのブロック対象になったことを機に衰退。これにより、多くのユーザーが離れ、2024年7月にはほとんど利用されなくなり、2024年末ごろに管理者によって完全に削除された。
その後、一部のユーザーは別「学びwiki」に移り、規制と戦いながら活動を続けたが、これも現在では閉鎖されている。
さらに、さまざまな経緯を経て「スクール白」へと移行。現在はそこで活動しているが、依然として厳しい状況が続いている。
なお、まっさをというものも後継として存在していた。