はぐれ勇者の異世界バイブル~異世界でえちえち漫画描いてたら、聖書遣いとして崇められている件について。~
『はぐれ勇者の異世界バイブル~異世界でえちえち漫画描いてたら、聖書遣いとして崇められている件について。~』(はぐれゆうしやのいせかいバイブル~いせかいでえちえちまんがかいてたら、せいしょつかいとしてあがめられているけんについて。~)は、那珂山みちるの漫画作品。
那珂山は、週刊少年チャンピオン・別冊少年チャンピオン・月刊少年チャンピオンによる3誌合同のマンガ賞「NEXT CHAMPION」で佳作を受賞しており、本作が初連載作品となる[1]。
『週刊少年チャンピオン』(秋田書店)2020年15号に佳作受賞作として読み切り掲載され、同年52号(2020年11月26日発売)[1]から2021年33号まで連載された。その後、Web媒体のマンガクロスにて2021年11月22日から2023年5月22日まで隔週連載された。単行本は全5巻。3巻までが『週刊少年チャンピオン』掲載分で、4巻、5巻がマンガクロス掲載分となる。
あらすじ =[編集]
スズキはエロマンガ家であるが、出版社の編集者からは戦力外通告(連載打ち切り)を受け、掲載が無くなってしまう。
無職となったスズキが道端の地蔵に「自分を求めてくれる世界に行きたい」と願ったところ、異世界に転移してしまった。
転移先、ダウジン国では多くの負債に悩まされていたが、スズキが持っていたエロマンガに目をつけた国王のロプ王は、国庫へ一定額以上の寄付をした国民に複製スズキ本を配ると言い出した。ダウジン国にはエロマンガという文化は存在しておらず、脳内で想像した女体を描けるスズキは稀有な存在であったのだ。
スズキのエロマンガは世界を席巻し「聖書」と称えられるようになり、スズキは「聖書遣い」として崇められるようになった。悪に手を染めていた少年は「きれいな金で聖書を買う」ために更生し、名も無かった者たちは聖書に書かれていたエロ擬音「アッー」「ヌポッ」「ぷるんっ」などを名乗りだす。
そのスズキを求めて、魔王が接触してくる。
登場人物[編集]
- スズキ
- 現実世界では売れなかったエロ漫画家。承認欲求が強い。
- ユーリ
- 女性の賢者。魔法で聖書(エロマンガ)の複製をやらされる。
- シーンジャ
- タウジン国を魔力障壁で守護する大賢者。国民からの信望も篤い。
- スズキの描くシーンジャをモデルにしたキャラ(女体化、爆乳)が登場する聖書は世界中で大人気となっている。
- エル
- スズキの作品「メイちゃん」を偏愛する男。スズキのアシスタントになり、スクリーントーンを作成する。
- 魔王(まおう)
- スズキを手に入れるべく、魔物をタウジン国に送り込む。
- シーンジャとは面識があり、かつては先代の魔王を倒した勇者であった旨が示唆されている。勇者が魔王を倒し、その勇者が新たな魔王になることは延々と繰り返されており、これを断つために武力ではなく聖書の力で世界を変えることがスズキを手に入れる目的。
- 画力は壊滅的。
- アイラン
- 魔王に送り込まれた魔物の1人で、正体は淫魔(サキュバス)。
- スズキのペットとなり、スズキにしがみついている。後にスズキの使い魔となり、スズキの受ける物理的なダメージなどを一手に引き受けることになる。
脚注[編集]
- ↑ a b “異世界の救世主は元エロマンガ家!週チャン新連載「はぐれ勇者の異世界バイブル」”. コミックナタリー (2020年11月26日). 2025年8月17日確認。
外部リンク[編集]
- はぐれ勇者の異世界バイブル【公式】 - マンガクロス担当編集による公式X。ポストは全て削除済。