ちぐはぐラバーズ

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動

ちぐはぐラバーズ』は鈴木央の漫画作品。

週刊少年チャンピオン』(秋田書店)にて、2011年20号、同年21号に読み切りで掲載され[1]、2012年15号(2012年3月8日発売)[2]から同年30号まで連載された。全17話、話数表記は「其の〇」。単行本は全2巻(上下巻)。鈴木の『週刊少年チャンピオン』初掲載作品となる[1]

後に鈴木のヒット作となる『七つの大罪』(講談社刊)の第166話も「ちぐはぐラバーズ」である。

あらすじ[編集]

由緒正しい天原剣道場を営む夫婦には子供ができず、女児のを養子に迎えた。養子となった翌日、爽は遊びにいった公園に捨てられていた男児を連れ帰り、無心と名付けられ、天原夫妻の養子になった。

無心は姉・爽に恋焦がれ、17歳となった爽には祖父から縁談話が持ち上がる。

登場人物[編集]

天原 無心(あまはら むしん)
中学3年生。名前とうらはらに雑念の塊とは姉・爽の言。ただし、剣道の筋は悪くないとのこと。
天原 爽(あまはら さやか)
17歳の高校生。天原剣道場師範代。
天原 煩(あまはら ぼん)
天原剣道場の道場主。息子夫婦に後を継がせようとしていたが、6年前に夫婦そろって交通事故死。
そろそろ隠居したいということでライバル道場の跡継ぎと爽との縁談を企画する。
土門 海(どもん かい)
爽の学友。容姿端麗、学業優秀、運動万能のメガネ男子。いわゆるイケメンであるが、そう言われたことを意識して2時間、鏡でチェックするような外面重視の人物(千春談)。
土門 千春(どもん ちはる)
海の妹。無心のクラスメイト。
アヴァロン学園剣道部
アヴァロン学園はスポーツのエリートだけが入学を許される学校であり、世界中から生徒が集まってくる。
剣道部の面々の名前は、アーサー王物語円卓の騎士から。
ボールス=バーンマス
筋肉質の良い体格をしているが、心は乙女。
聖杯の騎士の一人・ボールス卿から。
バリン=フェニックス
東北なまりが強く、最初に会話した際に無心は東北訛りの日本語ではなく外国語を話しているものだと思った。
聖杯の騎士の一人・パーシヴァル卿から。
モルガン=ウィンチェスター
女性。アヴァロン学園の生徒会長でもある。
小田尻ジョーに襲われたところを無心に助けられ、メロメロになる。
アーサー王の異父姉にして魔女・モルガン・ル・フェから。
小田尻 ジョー(おだじり ジョー)
天原道場のある町の隣町で有名な猛犬。6歳オス。体長210センチ、体高140センチ。超合金性の鎖をしているが、引きちぎって脱走することもしばしば。モルガンを襲っているところを無心が助けに入り、2人が知り合う切っ掛けとなる。
ガラハド=サンダー
連絡なしに天原剣道場を訪れて練習試合を申し込み、その場にいた門下生たちを徹底的に痛めつけた。「狂犬」の二つ名を持つ。
聖杯の騎士の一人、ランスロット卿の息子・ガラハッド卿から。
ガレス=ドーノック
ガレス卿から。
モルドレッド=ライト
紅茶を淹れるのが巧いため、モルガンの茶会に呼び出される。
アーサー王とモルゴース王妃の息子・モルドレッド卿から。

脚注[編集]

  1. a b 鈴木央、週チャン初登場!姉に恋する純情剣道少年の物語”. コミックナタリー (2011年4月14日). 2025年9月3日確認。
  2. 鈴木央の青春剣道ラブコメ「ちぐはぐラバーズ」連載開始”. コミックナタリー (2012年3月8日). 2025年9月3日確認。