これからの世界情勢と聖書の預言

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動

これからの世界情勢と聖書の預言とは、いのちのことば社から出ていた本。

著者は高木慶太と芦田拓也。

概要[編集]

キリスト教における終末論に付いて詳しく書かれた本である。

緻密な研究と考察、僅かな間違いも許さないという著者の性格が感じ取れる本である。

イイ加減なことをヒョイヒョイ言う中川健一とは大違いである。

小難しい書き方をしていないので、とても分かりやすい。

明らかに間違っている部分[編集]

インターネットが普及する前の本であり、ユダヤ暦何年何月何日は西暦何年何月何日であるかという点などに、明らかに正確さに掛ける部分がある。

グレゴリオ暦とユリウス暦の区別ができていないばかりか、ユダヤ暦を無視して書かれている。

死海にはボタシウムが豊富にあると書かれているが、それがポタシウム(カリウム)の誤記であるとしても、カリウムは希少な鉱物ではなく、特定のレアアースのことか、重水素か三重水素の間違いであると考えられる。

それらが改訂版で改訂されていないのは期待外れである。改訂版が出たのは高木慶太の死後である。

修正を加える[編集]

この本では、十字架刑の年月日を西暦32年4月11日としているが、ユダヤ暦で考えると、その日は過越しの祭と一致しない。

過越しの祭が金曜日になるのは西暦33年と26年である。