おしゃべりなアマデウス

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おしゃべりなアマデウス』は、武内昌美の漫画作品。

少女コミック』(小学館)にて、1995年1号から1997年22号まで連載された。単行本は全12巻。

あらすじ[編集]

交通事故で両親を亡くした碧川理緒は母と同じバイオリニストであり、母の親友であった緒方実穂子に引き取られた。実穂子には息子・羽宗がいて、理緒は羽宗にいじわるされつつ育つ。羽宗もまた天才バイオリニストであり、羽宗の弾くバイオリンの音色に慰められ、理緒もバイオリニストを目指すようになる。

名門音楽校である沢村音楽学院に入学した羽宗は優秀な成績によって、学校推薦でアメリカ留学を行うことになった。留学を終え帰国した羽宗は、実穂子の意向で理緒が一般の学校へ進学しようとしてたことに猛反発。理緒もまた沢村音楽学院へ進学し、バイオリンの才能を開花することになる。

ジャパン=ユース=オーケストラのバイオリン独奏者の座を獲得し、海外遠征に出発することになった理緒だったが、事故に遭って左手の小指を痛め、さらには腱鞘炎を発症してしまう。そんな状態でウィーン国際音楽コンクールに挑んだ理緒だったが、単独で海外演奏旅行中だった羽宗に腱鞘炎を見抜かれて諭されたことで、最終審査を辞退する。

登場人物[編集]

碧川 理緒(みどりかわ りお)
天才バイオリニストを母に、名指揮者を父に持つ。幼い頃に一家そろって交通事故に遭い、理緒だけが生き残った。
一緒に育った羽宗を兄のように慕っていたが、いつしか異性の愛へとなっていった。
緒方 羽宗(おがた うそう)
「日本クラシック界の才能」と称される若き名バイオリニスト。
母親が理緒の母親と親友で、母を亡くした理緒を引き取ったため、理緒と共に育つ。
理緒のバイオリンの才能にいち早く気づいており、理緒と「ずっといっしょにバイオリンを弾こう」と約束を交わす。
ユージーン・ディラナ
バイオリニスト。ウィーン国際音楽コンクールの最年少参加者(登場時16歳で理緒より1歳下)。
アルバニア産まれであるが、妹とスイスに亡命中。内乱の続くアルバニアから残る家族を亡命させるための資金を稼ぐことを目的として賞金を目当てにバイオリンを弾く。
久和 俊二(くわ しゅんじ)
「週刊ERA」の記者。羽宗を中傷する記事を書いた。
通称の「トラちゃん」は「トラクター」の略。ウィーン国際音楽コンクールでは理緒の密着取材を行う。
法月(ほうづき)
沢村音楽学院バイオリン科の学科主任教師。
優香(ゆうか)
沢村音楽学院ピアノ科。羽宗の伴奏を務める。
道原 麻里(みちはら まり)
アメリカ留学中の羽宗の友人女性。後に沢村音楽学院バイオリン科に転入し、理緒とジャパン=ユース=オーケストラのバイオリン独奏者の座を賭けて競う。
病気により死亡する。
近田 清隆(ちかだ きよたか)
ジャパン=ユース=オーケストラの指揮者。
田原 静江(たはら しずえ)
ジャパン=ユース=オーケストラのコンサートミストレス。コンミスの座を奪う形になった理緒に嫉妬し、理緒を階段の上から突き落とす。この事故で理緒は「二度とバイオリンを弾けない」とされるような怪我を負った。