おかそだちサーモン

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おかそだちサーモンは、千葉県木更津市養殖サーモンブランド[1]

木更津おかそだちサーモン」として、水産物の千葉ブランドに認定されている[1]

概要[編集]

木更津市の山中にあるかずさアカデミアパークにある陸上養殖施設で養殖されたサーモントラウトである[1]。食品スタートアップFRDジャパンさいたま市)が手掛けている[2]

背景[編集]

魚介類などの水産物の食用需要は世界的に高まっている[3]。魚介類が自然に繁殖し再生する量や速さを超える漁獲が行われていることや環境破壊、気候変動などの理由で世界の海での天然の水産資源の再生力が失われており、1990年代から漁獲量は頭打ちの状況になっている[3]。そのため、世界的には天然資源に代わって水産資源の需要を満たすために養殖業が急速に成長している[3]

サーモンの養殖は、一般的には海面養殖で行われている[4]。そのため、養殖の規模が海の自浄能力を超えた場合には、サーモンの糞や餌の影響で海が汚染される可能性もある[4]。また海水を媒介に感染する魚病への対策として抗生物質を与えることもある[3]

サーモンの陸上養殖を行っているのは、おかそだちだけではないが、日本においては光熱費がかさむことから、サーモンの陸上養殖は採算を取るのが困難であった[2]

特徴[編集]

独自の「閉鎖循環式陸上養殖システム」を用いており、ろ過システムによってサーモンの飼育水は循環して使用されている[1][3][4]。このため、養殖にあたって排水を出さないことで「環境に優しい」養殖方法となっている[1]。水温は一定に管理されているため、年間を通して出荷が行われている[4]

3キログラム前後に育ったサーモンを加工して、出荷している[1]。一度も冷凍することなく、鮮度が高いまま消費地に配送されることで、サーモンの凝縮されたうまみと弾力のある身質を楽しめる[1]。網でサーモンを獲ったら、即座に血抜き行う[4].この作業は1分前後であり、以降も冷凍しないまま、その日のうちに出荷され、消費地まで搬送される[4]

閉鎖された循環式の養殖システムであるため、また海や川から離れた内陸部に養殖場があるため、魚病感染リスクが無く、養殖業にありがちな抗生物質を使用せずに生産している[3][4]

水の入れ替えが発生しないことで入れ替えに要する電力が不要となり、消費電力が少ない(≒生産に要する経費が安い)[4]

脚注[編集]

  1. a b c d e f g 木更津おかそだちサーモン(千葉ブランド水産物)”. 千葉県 (2025年11月25日). 2026年3月10日確認。
  2. a b “〈STARTUP X〉省電力、陸育ちサーモン FRDジャパン(さいたま市) 水ろ過技術で量産計画”. 日本経済新聞. (2025年6月26日. https://www.nikkei.com/article/DGKKZO89607110V20C25A6TB2000/ 2026年3月10日閲覧。 
  3. a b c d e f 未来の養殖システムで育った「おかそだちサーモン」”. コープデリグループのサステナビリティサイト (2023年6月26日). 2026年3月10日確認。
  4. a b c d e f g h 陸上、いや、丘の上に?サステナブルな養殖サーモンに挑むFRDジャパンさまの「おかそだち」を取材してきました!”. 豊洲市場ドットコムブログ (2023年11月16日). 2026年3月10日確認。

外部リンク[編集]