あと365日の晩餐

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あと365日の晩餐』(あと365にちのディナー)は、原作:小太刀右京(チーム・バレルロール)、構成:須田綱鑑、作画:半月板損傷による料理漫画。

チャンピオンRED』(秋田書店)2024年5月号(2024年3月19日[1]より連載中。単行本は既刊2巻。

秋田書店のWeb媒体チャンピオンクロスでも掲載されている。

あらすじ[編集]

行方不明となった姉に代わって、町中華の店「蓬莱軒」を切り盛りする町中トビラだったが、経営不振から店の閉店を決意した。

そんなある日、蓬莱軒を訪れたのは、女子大生にしてセレブなフードコンサルタント・現乃つかさ。と出会う。トビラの料理に手厳しい評価を下すつかさに、トビラは奮起し、姉の料理ではなく自分なりのアイデアを盛り込んだ料理を生み出し、つかさをうならせることに成功する。

つかさは、遺伝性の心臓疾患を抱えており、余命1年と宣告されていた。自分が食することができるディナーがあと何回なのか、文字通りに「命がけ」で料理を食べるつかさに対し、トビラは「これからも勝負がしたい」と伝え、つかさの胃袋を掴む料理を作るため奮闘する。

つかさの案により蓬莱軒の経営状態も好転、つかさが美食の道へ進むきっかけとなったレシピの残されていなかった餃子スープをトビラが再現したことで、トビラの評価も次第に高まっていった。

しかし、大金を生むつかさが町中華の店ごときに囚われているのを許せないつかさの叔母にして料理評論家の三室戸冴子は蓬莱軒を潰すべく、様々な工作をしかけてくる。最初は近所の本格インドカレー料理店を開業し、蓬莱軒の客を奪うことだった。そして、トビラにカレー勝負を挑んでくる。その次は、ラーメン勝負。

登場人物[編集]

町中 トビラ(まちなか トビラ)
小柄ながらもレスリングの世界では日本屈指の選手であったが、姉が失踪したため、姉の店「蓬莱軒」を守るために料理人に転向。
現乃 つかさ(うつしの つかさ)
大学に籍を置きながら、フードコンサルタントとして活躍する。
「1億人に1人」ともいわれる遺伝性心臓疾患「ポエニクス症候群」を患っており、余命1年を申告されている。
風祭 カナデ(かざまつり カナデ)
「蓬莱軒」のアルバイト。高校、大学とレスリング部だったトビラの1年後輩であった。
町中 ハシラ(まちなか ハシラ)
トビラの姉。知る人ぞ知る天才料理人。
三室戸 冴子(みむろど さえこ)
料理評論家。つかさの実の叔母でもある。つかさからは「金のためならどんな裏工作も行う飲食業界のハイエナ」と評され嫌われている。
金を生むつかさの才能が町中華の店に囚われているのを(主に収益の点から)惜しみ、トビラに料理勝負を持ち掛けてくる。

脚注[編集]

外部リンク[編集]