Tada.wav
tada.wav(ただーどっとわぶ……読み不明)とは、Windowsにおける「テテーン♪」である。
概要[編集]
Windows3.1から搭載された効果音であり、当初はOS起動時の音として鳴らしていた。 ファイル名の通り「ただー」となる音だが、今日の最新OSであるWindows10にも搭載しているため、Windowsを象徴する効果音でもある。
(ナンバリングのOSについては存在は確認できるが、Server版やCEなどの別バージョンはまだ不明。 ただtada.wav自体はどのOSにも入っているとは考えられる)
Windows以外の場所ではインドの鉄道駅で放送アナウンスの音として使用されており、tada.wav以外の効果音も確認されているとのこと。(2023年現在も使用されているとの情報がある)
→https://www.youtube.com/watch?v=qfJ-iaYgNTs
更にスラドの情報によるとインドの鉄道のシステムそのものがWindowsではないかという噂もあるが、それについての真相は不明である。
→http://srad.jp/comments.pl?sid=410284&cid=1383479
バージョン[編集]
OSが進化するようにtada.wavも進化し、音に大きな変化をもたらすことがある。 現在は3つのバージョンが存在している。
バージョン1 / 3.1から95までのtada.wav[編集]
初代tada.wavは「ちゃちゃーん」と鳴るものとなっている。 現代からしてみればチープな印象も強いが、当時音が鳴る鳴らないハードウェアレベルの世界からしてみれば画期的な音だったと言える。
3.1からしばらくは「OSの起動音」としてtada.wavは使われていたが、Windows95から「The Microsoft Sound.wav」が起動音になったため、tada.wavは「OSの終了音」として使われるようになった。
Windows98のベータ版では起動音・終了音でも使われていたが、tada.wavのバージョンアップと同時に起動でも終了でも使われなくなった。
バージョン2 / 98からXPまでのtada.wav[編集]
二代目tada.wavは先代よりも豪華になっており、ただーというよりも「ジャジャーン」と呼んだほうが良いのかもしれない。
正式に使用されたのは98とはなっているが、海外やβ版などでは95から既に存在していたとのこと。 この時から起動音及び終了音から外されたため、意図的に鳴らすか設定を変更する必要が出てきた。
tada.wavの音がこれをイメージする理由は、Windows XPにも搭載されていたことが大きく、非常に長い期間で使用されていたと推察される。
XPでは起動音・終了音はおろか、それ以外の効果音もtada.wavは使われていないのだが、『スパイダーソリティア』ではクリア時にこのtada.wavが鳴るようになっている。
もちろん意図的に鳴らすことも可能であり、ニコニコ動画等における「音MAD」でも大いに重宝したと言われている。 というよりtada.wavにおいてのイメージが最も強いのはそれが原因だったりする。
バージョン3 / Vista以降のtada.wav[編集]
三代目tada.wavはWindows Vistaに合わせてか、音質は良くなっているとはいえ豪華さは薄くなったという仕様になった。 ある意味「テテーン」というのがふさわしい。
Windows7にもこのtada.wavは搭載されているのだが、XPと同様にtada.wavが使われておらず、意図的に鳴らすにしても「伝統」とかに入っており、なかなか使う気にもならない。 なお、バージョン3は8以降の8.1、そして最新の10でもtada.wavは導入されている。
今後MicrosoftはWindowsとは別のOSを開発すると発表されたこともあって、tada.wavはこのバージョンが最後になる可能性があるとは言われている。