ホロライブプロダクション
ホロライブプロダクションとはカバー株式会社が運営しているバーチャルYouTuber事務所である。東証グロース上場企業。
概要[編集]
女性VTuberグループであるホロライブ[注 1]と男性VTuberグループであるホロスターズ[注 2]を擁している。グループ名に「ホロライブ(hololive)」を冠しているのは女性グループ、「ホロスターズ(HOLOSTARS)」を冠しているのが男性グループという形になっている。
所属しているタレントは90人[注 3]であり、その中にはVTuber登録者数世界一位のがうる・ぐら(450万人)や日本一位の宝鐘マリン(380万人)など[1]、総登録者数は8,000万人以上とされている[2]。
ホロライブプロダクションは2019年にカバー傘下のVTuberグループを統合する形で誕生した。その中にはカバーの音楽レーベルであったイノナカミュージックも傘下に統合され、2022年にAZKiのホロライブ転籍まで存続していた。
独自の3Dスタジオを設立。モーションキャプチャ用のカメラであるVK26を200基以上設置しており、それらを含めた総工費から通称「27億のスタジオ」と呼ばれている。
かつては中国市場においても展開していたが、諸事情により撤退している。
トラブル[編集]
- 無許諾配信問題
YouTuberやVTuberにおいてのゲーム実況は珍しいものではないが、ゲーム実況に特化したホロライブのユニットとしてホロライブゲーマーズが2018年から始動した。一方で2020年6月に任天堂が著作物利用のガイドラインを更新。その中に包括契約を締結した団体としてカバーの名がなく、傘下のホロライブプロダクションが任天堂との著作物利用に関する許諾契約がなされていないのではないかと指摘された。当時のカバーの認識として、所属タレントは個人事業主であるため、当ガイドラインにおける個人利用者かつ指定されたシステムによる収益化に該当するため特段の許諾が必要でないと判断していたらしく、指摘を受けて任天堂との包括契約を締結するに至っている。
- 中国撤退
中国の動画共有プラットフォームであるbilibiliにおいて、かつてはホロライブ中国と呼ばれるグループを擁していたこともあるが、2020年9月に赤井はあと、桐生ココの配信において、YouTubeアナリティクスについて語っていた中で台湾の存在に触れてしまい(アナリティクスに表示された上位国が日本、アメリカ、台湾であったため)、中国ユーザを中心とした炎上が発生。両者の三週間の活動停止を含むカバーからの声明文が発表されたが、日本語・英語の声明文と中国向けの声明文が異なり、中国向けの声明文では「ひとつの中国」を肯定するような声明であったため今度は日本を中心とした炎上を招いた。 2020年11月にはホロライブ中国のメンバー全員の卒業を発表し、以降中華圏でのグループ設立はされていない(事実上の撤退とみられる)。なお、本件は桐生ココ卒業の遠因とも目されている。
関連項目[編集]
脚注[編集]
- ↑ 2025年2月時点
- ↑ https://hololivepro.com/about/