宇宙
宇宙(うちゅう)とは、空間の領域・エネルギーである。
概要[編集]
今からおよそ約150億年前に誕生したといわれている。昔から宇宙は、神様の住む世界と考えられてきた。初めは、何も無い世界だった。一般的に宇宙として使われることが多いのは、大気圏外(高度100km以上)を指すときである。天文学の意味合いで言えば、天体現象・物理エネルギーを含む空間である。なお、天文学と宇宙論は同一視されがちであるが、関係性が深いものの別のものである。
宇宙の大きさについては、実はまだよく分かっていない。宇宙空間は、無限の空間、無限の大きさという考えもあれば、有限の大きさという考えもあり、単純な答えは無い。また、例えばトーラス空間みたいな、有限でかつ端がない空間であるという考えもある。そもそも、宇宙は膨張を続けているとされてはいるものの、膨張速度すら正確に分かっていないのが現状である。ロケットが飛ぶようになって、大宇宙の姿が、少しずつ分かり始めてきた。宇宙の形状が平坦なら、無限に広がっているかもわからない。宇宙がどこまでも続く二次元のようなものと考えられる。
宇宙空間がもし有限なら、宇宙の果ての形状が、閉じたドーナツのように曲がっている場合、ブラックホールに当たり、有限の大きさである可能性がある。
宇宙空間の温度は、約−270度?と言われている。
宇宙には上や下の概念は存在しない。どこを見ても同じように見える。地球上の世界地図の北が上、南が下ということは一概には言えない。地球のような地面や空といった基準となるものが宇宙に無いからである。宇宙空間は、物質や時間が無い「無」の状態であり、その中に地球などの惑星が浮かんでいるだけである。
宇宙から地球に帰還できるかは、どこまで行くかによって決まる。太陽系外の遠い宇宙へ旅した場合、現在の技術では地球に帰還することは不可能と言われている。
宇宙の起源[編集]
宇宙は「ビッグバン」と呼ばれる現象から始まったという説が、現在の科学界においては主流である。宇宙の研究はまだ未確定な部分も多く、ビッグバン理論に関する異論もあるため、根本的に理論がひっくり返る可能性も考えられる。
科学的な説明以外で言えば、宗教や哲学においても宇宙は語られてきた。