旋光分散

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旋光分散曲線から転送)
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旋光分散とは、旋光分散曲線とも呼ばれ、光学活性化学物質を分析する物理化学的手法である。この手法では、直線偏光光の波長に対する旋光度(もしくは、モル旋光度)を測定する。つまり、という値を測定する。

  • 測定対象の光学活性物質が測定波長範囲で吸収極大を持つ場合、旋光分散曲線はコットン効果により異常になる。
  • 測定対象の光学活性物質が測定波長範囲で吸収極大を持たない場合、旋光分散曲線は正常となる。

通常、旋光度は波長が短くなるにつれ大きくり、正常旋光分散になる。しかし、物質の吸収端付近ではこの法則から逸脱し、異常旋光分散が一般的になる。